こうたろう物語.2 / 獣 医 さ ん へ

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病院に到着したのは午後8時過ぎ。すぐに診察が始まりました。

触診、血液検査、レントゲン・・・
診断結果は、尾てい骨の骨折と強い打撲。
尾てい骨は、このままでは歩行に支障をきたす恐れがあるので
手術した方がよいとの事でした。

推定年齢は8ヶ月。まだ若い男の子でした。
見た感じでは、毛もあまり汚れてはいません。
傷口を触ると嫌がりますが、それ以外は診察台でもおとなしく、
私達が頭や体を撫でても嫌がるそぶりは見せませんでした。
(そういえば、車の中でもおとなしく、窓の景色を見てたりしてた・・・)

「事故当日は、容態が急変する場合もあるので
24時間は点滴で様子を見て、その後に今後の治療方法や日程を
決めたい。」
と言う獣医さんの言葉に従って、ひとまずワンコを病院に預け
自宅に戻ってきました。

家に戻っても、動揺はなかなか消えず、たくさんの不安も頭をよぎりました。
下半身にケガをしたので、排泄マヒや後ろ足に後遺症が残ったらどうしよう。
飼い主は見つかるのだろうか?
良くないことばかり考えて、なかなか寝付けない夜になりました。
 
 

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